2)青年期、戦中、戦後

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(拡大写真は、次のぺーじより)

10代
20代
20代
30代



大正九年 兵庫県姫路市にて生まれる。
幼くして父をスペイン風邪で亡くす。 
幼年期、倒れてきた燈籠で右手指を骨折
(人差し指第一関節から先を失くす)



戦中、 20代、徴兵され、海軍で青年期
を九州にて過ごす。入隊時に中耳炎で高熱
で動きが鈍くなった時、見せしめの100
たたきに合い片耳の鼓膜を損傷し聴力を
なくす。机に模様を彫ったり木彫の小物
を作ったり、器用で上官に重宝される。



戦後、木彫の師匠に内弟子に入り、師匠
の身の回りの世話をする結婚後、医師の助
手をしながら、家の離れアトリエで木彫を
する。人物や神話像など木彫作品を、京都
大阪の美術展に出展。仏像、人物像、動物
像など、多い時は、一日一体の勢いで彫る

長女、長男を授かる。




34歳 の時、長男を4歳で病気で亡くす。
京都の寺にお骨納めに来て、師匠佐藤玄々
先生と出会う。東京日本橋三越本店の
「天女像」(まごころ)11mの制作作業に
加わる。


制作途中の天女像、
妙心寺 大心院にて



次女、次男を授かる
欄間などの彫刻を手がける。