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(拡大写真は、次のぺーじより)
大正九年 兵庫県姫路市にて生まれる。
幼くして父をスペイン風邪で亡くす。
幼年期、倒れてきた燈籠で右手指を骨折
(人差し指第一関節から先を失くす)
戦中、 20代、徴兵され、海軍で青年期
を九州にて過ごす。入隊時に中耳炎で高熱
で動きが鈍くなった時、見せしめの100
たたきに合い片耳の鼓膜を損傷し聴力を
なくす。机に模様を彫ったり木彫の小物
を作ったり、器用で上官に重宝される。
戦後、木彫の師匠に内弟子に入り、師匠
の身の回りの世話をする結婚後、医師の助
手をしながら、家の離れアトリエで木彫を
する。人物や神話像など木彫作品を、京都
大阪の美術展に出展。仏像、人物像、動物
像など、多い時は、一日一体の勢いで彫る
長女、長男を授かる。
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