毘沙門天像(制作過程)

大河ドラマ「義経」の第三話から数回にわたり登場した仏像

ドラマでは木彫のように見えますが、
彫塑技法で作られた仏像です
その制作過程を特別公開



◆制作過程 その2
粘土原形(仕上げ)から石膏取り


粘土仕上げ
腕、宝髻、宝冠、等の
部品を取り外し、粘土
での部分仕上げに入る



 
細部の仕上げ、タッチを整え、線を
通し、面を通し、表情も整えます。


ここから石膏取りの工程へ


切り金入れ
 
割型の為の、切り金入れ、型を
外す順番、方向を考えつつ割線を
入れて行く。りん青銅でできた切
り金を差込んで仕切りを
する。


石膏取り(雌型作成)
石膏を吹く、塗る、貼る、かける、
つける等する。スタップと角材そ
の他いろいろな材料で補強する。

石膏雌型の取り外し、粘土抜き

 石膏を粘土から取り外し、粘土
を取り除きます。

雌型洗い
 内側をきれいに洗い流します。

雌型での彫り造形
 
部分的に内側からの彫りを入れ
ます。


仕上げの磨き
雌型での内側からの仕上げが加え
られます。


雌型組み
石膏雌型の組立て



→ 樹脂成型(貼り込み)

→ 修正仕上げ(補修と彫り)

→ 組み立て  →  仕上げ  →  着色の4工程


戻る